―書斎―なんでアンタがこれを知っている。どこで聞いたどこで仕入れたカマをかけるにしちゃあ知りすぎてる。[いつの間にか。男の手の内で回るナイフ。口角は上がっているのに、瞳は戦場のものと同じ。いつかの少年と、同じ、笑み。]貴族様の遊びになんて興味ねぇんだよ。――――俺がきた理由は、アンタがどこでこれを知ったか。それを教えてもらうためだけだ。[GREED《欲望》という名のゲームは、その貴族らしさをのぞいても、タダでさえその報いは身に染みるほど受けた男の心に刺さりすぎる。半分脅迫とも取れる言葉を女主人に、切先と共に向けた**]