[その変化が止まったところで、光の粒子が霧散する。
立ち上がった娘は、クラシカルな雰囲気を持つドレス姿に変化していた。
おさげ髪はほどかれ、後頭部で纏められた。
体を覆うのはエンパイアスタイルの丈の長いドレス。
足元はストラップ付のヒールパンプス。
肩にはケープ、頭にはベールが覆い被さっている。
ベールは繊細なレース模様で縁どられ、白銀色に輝くサークレットで押さえられていた。
色はドレスがジェムと同じ色、パンプスは深緑色、ケープとベールがパステル調のグリーン。]
――閃緑の巫女コンスタンツェ、ただいま参りました。