― 敵船 甲板 ―[表情と声と、その双方にいきり立つ敵兵を見つめる瞳は、どこか楽しげないろを宿す。単身特攻するなら余裕は崩すな、とは、それを得意とする先達のとてもとてもありがたいお言葉である。勿論、そうする事で発生するリスクもあるが──そこは、気にしても始まらない]……とはいえ、長々遊んでらんないし……なっ!