― 中庭・ステージ近辺 ―
……ん。
相変わらず、元気だなあ。
[盛り上がるステージ近くを通りかかれば、必然的に目に入るのは自分の担当するクラスの生徒。>>78
他に類を見ない言語による精霊との交信手段は自身の知るどのパターンとも異なっており、正直言って最初は度肝を抜かれた。
ていうか、どうやって指導すればいいんだ、と頭を抱えた、という方が正しいが]
……まあ、あれはあれで体系として正しく確立できてるから。
それが凄いんですよねぇ……。
[身体能力を主体とする精霊との語り合い。
交信の仕方がちょっと特殊なだけで、基本的な構成は他の精霊師と変わらない。
故に、最初の掴み以外は他の生徒と変わらない指導で問題ない、と気づくまでさほど時間はかからなかった。
現在は少しだけ精神鍛錬のカリキュラム内容が違う程度で、他と大差ない講義をしていたりする。
他の教官たちには良くそこに至れたな、なんて言われたりもしたが。*]