輝ける星の雨 夜渡る月の泉
降り来たり 溢れ来たり
その恩寵に 巡るは輝く荊の棘
[ 城壁に取り付き、昇ろうとする帝国兵の動きは上空からも見えていた。>>78
彼等を打ち倒すだけの魔法を放つことは出来ないが、せめてもの足止めをと上空から光の棘を降らせる。
棘は城壁に届くと、その上で荊の蔓のように伸び広がって石の壁を覆い、兵士達にも絡みついて動きを阻もうとするだろう。]
何故、止めるかだと?!止めなきゃ死ぬまで止まらんバカがいるからだっ!
[ 不満一杯という様子のリヒャルトの前に降り立ち、、もう一度怒鳴ってから、視線を巡らせる。超人ならぬ身には、こちらを見上げる死神の顔は見えない>>79だが、先刻、癒しの魔法をリヒャルトに届けた、もう一人の雛鳥の姿は遠くからでも判別できた。>>74 ]
...それに、お前が止まらん限り逃げない奴もな。