[は、と短く息を零した後、ようやく玄関口にもう一人>>83居ることに気付き、振り返った]あ、ディルドレ、さん。[向けたのはぎくりとした表情。深呼吸で押し込めたものを見られたかと思い、ぎこちなく頭を下げた。ディルドレが中へ入るというなら、勿論道を開く心算]