人狼物語−薔薇の下国

541 グラムワーグ・サーガ 5 〜呪歌、今まさに絶えんとする時


魔法教師 ロヴィン

[ それは、ある程度状況が落ち着きを見せた頃だったか。 ]

『そう言えば』

[ ふと、思い出したように口にしたのは、学長の趣味に助手のように付き合っていた、魔法研究マニアの教員の一人。 ]

『センテナリオには大魔導師の遺物が残ってるかもしれないぞ。』

[ 首都やロンリコから失われた、貴重な魔法関係の資料…それよりも古い物、もしかすると、交流のあった学長自身のコレクションの一部もあるかもしれない、と。

それがリヒャルトに、ひとつの可能性として伝わったのは、さて、いつの事か。** ]

(85) 2020/11/27(Fri) 08:32:38 (fukafuka)

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