「………おや。
おやおやおやおやまぁまぁまぁまぁ」
[全てのバトルが終えた頃、担当研究者は鳥篭とはまた別の方向へと視線を向けた]
「まさかお出でになられるとは。
余程興味がおありになったか」
[担当研究者にとって、身近で遠い気配。
それを感じ取り楽しげにほくそ笑む。
しかしそこに別の力の存在を感じ取り、緩く首を傾げた]
「おや……『あの方』以外にも、誰か。
『あの子』では無いようだが…」
[以前接触した者とは違う、と判断するも、それが何なのかまでは判じ得ない。
しばし考えるように意識をそちらへと向けていたが、異相解除の気配を感じて一旦思考を切り替えた]