人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


公弟 ヴィンセント

[縋るを躊躇う手、礼節を外れぬ挨拶。
透明な殻をまとう薔薇の子。

──それでいい。
その鍵が、ギィに対してだけ、開かれるならば。]


 吸血鬼が同族に血を与えるのは、格別の好意を示すもの。
 繰り返せば、私の身に何かあった時、あなたも無事ではいられないかもしれない。


 それを承知してくださった上で、またお誘いいただければ、喜んで。


[社交辞令ではなく言い、揺れる翆玉を間近に覗き込む。]

(85) 2014/02/24(Mon) 17:22:57

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