― 回想/学校跡地・一角 ―ああ。もう戻れない。ここもこれほどまで壊れてしまった。[魔石の粉が、ヴィンセントの指>>586から零れ落ちてゆく。砂時計の砂のように、サラサラと]壊してきて、しまった。[サラサラと流れ落ちてゆく。この手で奪ってきた命と同じように]そしてこれからも。[カサンドラの件があり、きっと、という言葉は付かなかった]