― 中庭 ― や――やった![飛びつくようにして両手で包んだ先。 もふりとした感触が、確かにあった。 透き通った仔兎を、両手で抱き上げてシメオンにも見せる] 成功したよ、シメオンさん! ありがとう![今のは間違いなく彼のアシストのおかげだと、笑顔を向けて礼を言う]