人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


野茨公 ギィ

― バルコニー ―

[意識が逸れたのは一瞬。
だが防御が甘くなるには十分だった。
完全には受け損ねたスティレットが深々と右腕に突き立つ。
肉どころか骨も抉られる嫌な感触に、眉をひそめた。]


 ……。

[無言のまま、微かな怒りを漂わせて左腕を戻す。
剣を投げた剣士が既に撤退していたは幸いだった。
赤黒い茨の蔓が城主の体に巻き付いたあと、
周囲を弾き飛ばす勢いで爆発的に広がる。]

(85) 2014/02/20(Thu) 10:07:27

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby