[ふるり、と軽く首を振り、視線を向けるのは何かを堪えるように胸を押さえつけるフランツの方。>>79] ……あの子だって、本気で言っているわけではないと思いますよ。 ただ、自分の感情をどこにどう向ければいいのか……それが、わからないのでしょう。[口にできるのは推測でしかない。それが、痛みを和らげるに足るとも思えないけれど] ……君一人で、背負い込まないでくださいね。[それでも、言わずにおれない事だけは、そっと告げた]