………………なぁ、エトヴィン……。[懐かしい名を、唇の中で形作る。だが、浮かんだその姿は、かつての友の姿なのか。それとも、よく似た弟のものなのか。脳裏に浮かぶ幾重にもぶれた写真のような映像を、数度頭を振って追い払った。]