[極めつけが、浅緑色との出会い。目が離せなくなって、精霊とは違う声が聞こえそうで聞き取れなくて、手を触れる。伝わってくる生命の波動に心を揺さぶられ、衝動的に抱きついてしまった。そしてそのまま眠ってしまったのだ。無意識の内に精霊力を注ぎ込んで力尽きる前に止まった結果らしいのだが。良く覚えていない。周囲はさぞ驚いたことだろう。思い出すと顔が赤くなる。当の卵は、そんなことがあってもまだ殻を被ったまま、籠の中に居る**]