[背後を突いた敵軍が何者なのか。 その時点ではまだ、"動いている"とまでしか把握できていなかった][ただ、逃げ道を探すように振り向いた視線の先。 軽々と飛び上がり屋根上に立ったシルエット>>81に、思い出すものがあった。 学園の中で一際目を引いていた、ひらひらできらきらのその姿] ドロシー……ちゃん……?[思わずそう名を呼んで、見詰めてしまっていた。 "彼"の立場が何であるのか、もう明白であるというのに*]