― 回想/王府:シルキーと ―
[シルキーと名乗った巫女姫>>78は優雅な仕草で礼を返してきた。
仕草一つ一つでさえ人を魅了しそうな細やかな動き。
一時目を奪われはしたが、代行の役目の緊張が意識を直ぐに引き戻した]
乗船していた飛行船が難破し、乗員も散り散りとなりました。
まだ見つからぬ者達もいます。
[正使であるカナンについての言及はせず、被害の程を伝えて。
その中に聞き慣れぬであろう単語を織り交ぜたのは、マチュザレムの技術力を垣間見せるため。
どのように過ごしていたかの問い>>79に返す時には、地名や名を思い出す間が少し空く]
私は、オプティモ近郊に居を構えるクレメンス卿のお世話に。
共に救助された者も数名、世話になっています。
滞在の取り計らいを頂けるのでしたらありがたく。
ただ、クレメンス卿がこのまま滞在を許可して頂けるなら、そちらにお世話になろうと思います。
[あちらの方が動きやすそうだ、と言う理由までは口にしないが、そう言い添えた]