―高官の死から数刻後―
遅いぞドロシー!!!どこで何をしておった!
[響く怒鳴る声、彼女が合流したならば拳を見舞ってすぐにまた進みながら状況を説明するだろう。]
お前が何をしていたかは後でたっぷりと拳で聞いてやる。
絆創膏をたくさん用意しとけ。
しかし悪いが今は叱っている暇もない。
[出会い頭の一発はそう、アイリの単なる挨拶だ。]
事は大事ゆえ説明してやろう。到着したら王宮を制圧する。
血はなるべく抑えたいが、逆らう兵士がいるならば躊躇せず殺せ
ただし女子供や大臣は捕獲しろ。
この国の混乱を我々が正す。
[王宮内ではどうなってるのかは知らないがアイリ率いる軍隊は、王宮につくには残り判刻もかからないだろう。
何かしら命令を帯びてきた軍が待ち構えているのなら対峙し、取るに足らぬ門番程度ならば制止など聞かずに取り押さえて王宮を制圧にかかるだろうつもりだ。*]