[私は主を敬うとの宣言の下、細身の剣を振り下ろすのは炎を身にまとうオクタヴィアだった。その足元に柔らかな草が焦げて、上昇気流が黒いオーラのごとく立ち上る。そして、圧力をもつ熱気が叩きつけてきた。迎え撃つシルキーの六枚の翼が、聖なる護りの力であたり一面を白くに染め上げる。シグルドにとっては保護色のようですらあった。]