― 水軍旗艦『八幡』・甲板 ―実は朝食を食いはぐれているもので。[ 軽口に返された言葉に>>34刃を止めぬまま答えたのは、まぎれもない事実だ。故に、直後に炎に炙られた海老の香りは、男の腹に染みる。 ]良い焼き加減です。[ 結果、次期女王の戦果への感想は、多少ずれたものになったが、その言葉に込められたのは掛け値無しの賛辞だ。 ]