舞い上がった私は彼がいつもと違うことに気付けなかった。
[この続きは見たくない…!]
彼の家を訪れた私は、【人狼】と名乗る全身黒づくめの怪しい3人組に…
[やめてーーー!!!]
………
……
…
[私の突然の大声に驚いたのだろう。眠りを妨げられた大きなカラスが何羽かガァガァと鳴きながら村の方へと飛び去った。]
彼らの姿を見てしまった私は、命からがら逃げだしたものの、以来ずっと【人狼】に追われている。
【夢現の村】へ行けば何かが変わるのではないか。そんな藁にもすがる思いでここまで来たが、私は【人狼】と対面するわけにはいかない。
【見学者】として【人狼】と合わないように、見守っていよう。
だが、新しい「愛の見届け人の候補者」を見ておきたい気持ちはあるな。
…誰か、村へ寄るのを手伝ってはくれないだろうか?