[悪戯っぽい笑みを浮かべて再び彼から離れるのはすぐのこと。二度目の欠伸を零しながら、ひらり手を振れば食べかけのゼリーの入った器を片手に携えた侭に、勝手知ったる足取りで踵を返し、客室の一室の扉の向こうへと姿を消した**]