― 試合直後の練武場 ―
まあ、あと言うべきは…と。
[負傷者4人セットが医務室へ運ばれる直前。
礼を言った後も評価を気にしている様子のディーク>3:147>>3:148や、トール>>3:217とリエヴル>>3:220には、人の悪い笑みを浮かべた。
パタン、と採点用紙をファイルに閉じて、封をする]
ディークはちーっと奇襲に走りすぎだったな。
トール以外の大概の生徒が相手ならまず成功してただろうが、逆を言うとそれ以上の腕前のやつらには防がれたり避けられたりしてた内容だ。
戦場で通用するとは限らんからなー。
リエヴルは、怪我してるほうの手をぎりぎりまで温存してたのは良いが、あれで片手パーにしたら、仮にあの後フレデリカの攻撃食らわずに無事だったとしても、戦場でその後も無事で居られると思うな。
とりあえず、完治までは実技系禁止なー。
トールは、もう少し防御面も考えて動け。
実戦で、木剣じゃなく本物の剣の突きを食らってたら、あの後に銃をぶっ放す余力はあったと思うか?
お前ら3人、合格点を取れたかどうかは、結果発表まで楽しみにしとけよーー。