君達は人とは違う、力もその存在そのものも余程大きい。君達に比べたら僕らが出来ることなんてたかが知れているだろう。けれど、それでも君たちには出来ないことが僕らに出来ることもある。君が自分の意志を通そうとした様に、僕たちにも試させてくれないか。小さな水滴が集まって岩に穴を穿てる保証はない、けれどやってみなくちゃ分からないだろう。[語り掛けたそれに何か返るものはあっただろうか。何もなくとも、男は笑みと、受け入れられれば茶を残して側を離れた**]