― 『世界軸』上層・影輝の間 ―[ 揺らがぬ瞳が男を見据える>>79龍の牙の前に身を曝しても尚、一歩も退かぬ意志の光 ](綺麗だな)[ その瞳を見つめる男の胸に浮かんだのは、そんな想い ]惜しかったな、クラリッサ...[ ぴたりと、槍の穂先をクラリッサの胸元へ向けたまま、最後の一歩は踏み込まず、男は笑みを浮かべた ]もう、2センチばかり中心にずれていたら、俺の逆鱗に当たっていた。[ その言葉が示すのは銃弾の掠めた首元の傷。彼女が手にした銃を再び放つなら、狙う事は容易い筈だ** ]