おっと、忘れてた。
[ちと待ってな、と声をかけると部屋に入るときに持ってきた布袋から金色に光る何かを取り出す。
細やかな金細工に真珠が添えられた、女物の髪飾り>>2:115
ベッドまで戻ってくると、そっと彼女の髪にあてて]
――…ああ、やっぱり似合うな。
[金と真珠の淡い輝きが、ちょうど彼女の青い髪に映えて、思わずそんな言葉を呟いてしまう]
やるよ。
プロポーズなんてもんは柄じゃねぇが、受け取ってもらえると俺が嬉しいな。
なにせ、あんたに似合うだろうと思って見繕ってきたものだからな。
[そう口にして、それから]