ヴェルザンディ。私は、……貴方を、古き民の皆様を、異なる存在などと思っておりませんよ。私共は、等しくナミュールに生き、その豊かな自然に囲まれながら生活する同志です。出来るならば――――、今のように別れて暮らすことなく、共に手を取り合っていければと思っております。[そっと、祈るように指先を組む。真摯な声。冴ゆる空気のように]