人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


騎士 ヤコブ

[いくらかの月日が流れた。
かあさんと二人の暮らしに慣れたころ。
また、魔物が出たという噂が聞こえてきた。

お父さんの分は、私が頑張らないとね。
そう言って、かあさんも出かけて行った。
困っているひとのために、魔物を退治するのが仕事だと。
自分たちはそのためにここにいるのだと言って。

「大事なひとを守れる男になりなさい」

それが、最後に聞いたかあさんの言葉だった。]

(83) 2014/04/02(Wed) 13:15:23

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