[そして同時に、戦場ではその可能性もまた、いくらでも在り得るのだと、目の前の嵐はその具現だった。](あの血と炎が踊る場所で生きて逝く為に)戦場の、貴方の道理の外側《無茶》を、わたしに見せろ―――シュトゥルムヴィント![手にした矢は二本。同時に放つ事も考えたが止め。一本を、口に咥えると、もう一本を弓に宛がい、何時でも放てるようにと利き腕を引いた。]