[それでだろうか、伸ばされた腕への反応が遅れたのは。
伸ばされた腕はそのまま頭に触れる>>1:14。
無表情のままの白い顔に色が乗っているように
見えたのは気のせいだったのだろうか]
……それも看護機能って奴かい。
[お説教機能は永遠に未実装でいいからな、と
驚きを隠す様に減らず口を叩く。
機工の応急手当など自分でやれ、が基本だ。
こんな甲斐甲斐しい扱いはかえって落ち着かない。
自分でやる、と言って手を出したがタオルは渡されたか。
粗方拭われた頃、移動の提案が出される。
機械の最適解は動かせまい、と肩を竦めて
案内のままにM区画へ同行した]