[時間稼ぎ、というのは間違っていない。
ファミルたちがミリカ村に到着するための時間と、褐色と感覚を同調させるための時間と。
その両方が欲しかったのは事実だから。
面倒、という物言い>>69に、こいつ俺より忍耐ねぇの? なんて失礼な事を考えたのは、ほんの、一瞬の事。
現れた姿>>76に、今は紫紺の瞳が、細められる]
どーするもこーするも……ねぇだろっ!
[異なる姿の到着と共に繰り出された槍。
その一閃はぎりぎりまでひきつけてからの上昇で回避したものの、僅かなタイミングのズレから左の腕を熱が掠めた。
それにも構う事無く上昇した後、呼吸を整え]