[>>77神将は、北の湿地を見てくる、と。
玄武神から送られる視線にも笑顔を向ける彼の言う事は理屈に叶っていた。]
何かあれば人を呼んで下さいね。
[深入りはしない、という彼の言う言葉を信じる事にする。
己が単身飛び込むよりもずっと安全だろうと。
水の気を発する地と女は相性は悪くない。
彼について行っても良いのだが。]
――んん、
それなら、ちょっと森林の様子も見て来ましょうか。
花が身を隠すなら草木の中、って言うじゃないですか。
[そうした定石が当て嵌まるかは分からないが。
鬱蒼と茂る海の如き森。
相性のいい同道者がいるなら幸いだが。*]