[裏口に向かうという家主の背を見送って 荷物を持ち直し、玄関に向かおうとしたところで、 扉近くで道を塞ぐ男女の姿を認めただろうか。>>64>>75] おや…… 坊じゃないか。 それに、コンスタンツェ……? [視界に入ってしまった以上挨拶はする、しかし 剣呑とは言わずも、何やら気まずげな雰囲気を察すると 一度言葉を飲み、割って入ることないよう踏み留まった。 彼が道を開け>>77、彼女が邸内に入り>>79、 道が開けば後に続くよう館に足を踏み入れる心算、だが*]