[素直な親友の、素直なことば。カレルの瞳の持つ水色と、対照的な己の緋とが暫し交わる。その後ゆっくりと双眸を伏せて、口を開いた。] ―――、 当たり前だろ。 ってか、俺はずっとそのつもりだったけど?[ランタンの火が、石灰岩の壁に揺らめく影を映し出す。]