悪い、悪い。 俺もまさかあんなことになるなんて思わなかったからさ。[シュテルンに謝りつつ、なんとか息を整える。改めて周りを確認すれば、想像以上にひどい光景があった。周囲に散らばるのは、焼け焦げた無数の死体と屍体。その一つ、見覚えのある金の髪に目を留めて、胸を押さえた。やっぱり、ろくでもない直感はよく当たる。] ……いろいろは、あとでな。[必ず連れ帰る、と心の中だけで告げる。]