人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


神子 アデル

―少し前・廊下―

[この城で初めて見る女性は、たおやかな身のこなしには不釣り合いな程傷だらけだった。
足を引き摺る様子は痛々しくて、血を流して、一歩一歩近づいてくる。
彼女からは不思議と殺気は感じられず、ユーリエと2人で見守った。]

アプラサス…さん。

[ユーリエと互いに名を交わすのを見守って、その名前を忘れないように繰り返す。]

(きっと)大事な約束…なんですね――。

[>>51 こちらを見上げるユーリエに頷くと、道を譲るように後ろへ下がった。
>>56たとえ殺されることになっても、それでも約束を果たそうとする、白く華奢な背中を見送る。]

二度と会わずに、永く生きるより…――。

[女性の心はよく掴めないけれど、>>57彼女の繊細な言葉と意志は乾いた大地を潤す雨のように、
そっと、静かに胸に染み込んだ。]

(82) 2014/02/24(Mon) 16:55:32

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