[王城の側にも仕掛けをしておく。
城門に施錠の魔法陣を描く。
これを描いておけば、力押しで開くことは出来ず、生半な攻撃ではびくともしない。仮に破城槌を持って抜けようとしたとしても、通常の数倍の時間を必要とするだろう。
もっとも、これが効果を発揮している間自分の体力を消耗するが……ここは、何とかする方策が既にあった。
しかし、この時クレステッドは完全に失念している。
敵に空を駆ける戦力があるならば、城門を越えて乗り込むことは可能であるという点。
もっとも、声を直ぐに伝え合うことのできる魔法石を持った弓隊を城門の護衛に当たらせる予定であったため、一筋縄では行かないだろうが**]