『……始まる時に言ったと思うが』
――分かっているのである。
[恩恵は、恐らくこの試練中に使えるのは一度。
そのカードを早々に、しかも事象人狼の少女を説得するために使ったのだから契約者に責められるのも致し方なし。だが]
我輩は後悔していないのであるよ。
それに、これから先脱落するようなへまをしなければいいだけの事であろう?
『……ならばよし!だがそう言ったからには必ず突破せよ!貴様の望みの為にもな!』
[そう、正義の魔女になる為に筋肉は邁進する。
ドロシーが現在どうなっているかが気がかりではあるが、きっと他の者も彼女に手を差し伸べる事もあるだろうと。
今はひとまず……近くでいろいろ起こっていそうではあるが4(28x1)の方へと]*