[切れ切れの息のまま、ぶるぶる震える身を起こし、 最期の力でオットーに向かって地を蹴った。] ――――この ……!!! ―――― ―――…[飛び掛ることは叶うかどうか。 指先一つでも触れることが出来たにせよ出来ぬにせよ、 その次の一手が彼に向かうことはない。]