えーと、ウルズ殿って、あなただよねー。ガートルード殿から、伝言だよー。『無理に蛟に居なくてもいいから自由に動いてくれ』。だって。[彼女らの間にあるものは知らない。けれど、強い絆がある事だけは感じていたから]……もし、向こうに伝えたい事あったら、俺かアイリに遠慮なく言ってね。心配抱えたまんまじゃ、思いっきり動けないから。[伝えた言葉に、返る言葉はあったか。何れにしろ、話を終えた白狼児はすぐに前線へと引き返す。*]