[ソマリが消耗しているのは承知していたが、その身体を馬上に押し上げ、自らもその後ろに跨がり、ソマリの身体を抱え込むようにして手綱をとる。ソマリの膝には、バランサー代わりに、陳列してあった鎧が備えていた短槍を乗せた。] わたしが、もう一戦、と望んだこと覚えていようか? 必要がないというなら、皆の元へ帰る。 だが、まだ立てる、というなら、わたしは貴君を戦いの場へ連れて行くつもりだ。