…負けたんだ、私。[その事実を口にすると同時、両翼が持っていた武器が粒子となって消えて、代わりに傍らには戦車のカードが落ちた。ちらとそれを視界の端に入れた後、差し出された右手を見て、暫く無言でいたのは意図を読むのに時間がかかったから。]くやしい。…でも、少し、嬉しい。私は、悔しいって思えるんだって、解ったから。[ぽつりと落とし、視線はスカートの方へ一度向く。]