― 追憶/傭兵部隊にて ―
[無茶振りだと言われても>>1:749、ヴィクトリアはきししと笑うだけ。
続く射程の話を聞けば、それもそうかと納得はする]
しょうがないなぁ、負けてやるとしよう。
代わりにちゃんと当ててくれよ。
[そう言いはするが、タクマの腕を疑ってはいない。
偉そうな軽口を叩きながら、タイミングを計るべくヴィクトリアは敵艦との距離を目測した。
わざと、緩やかな左旋回を行ってみる。
艦が作る白波をなぞるように敵艦が追尾するのが見えた。
ご苦労なこった、と心で呟き舵を握り直した時、タクマから言葉>>1:752が付け加えられる]