[そして翼人が飛び去った後、地精霊とアイリの間に交わされる会話>>58]
いいんじゃね、図太くたってさ。
俺にとっても甲子園は大事だが、野球がなきゃ甲子園だけあっても意味がねえ。
[またしてもアイリに理解不能な単語を並べながら、地精霊の傍らへしゃがみこんで頭を撫でる。
そんな自分の名を呼んで、地精霊がお菓子を勧めてくる]
んー、じゃあ、塩飴でも舐めるか。
運動の後はやっぱこれだよなー。
[塩分糖分を同時に補給出来る優れた飴だが、こちらにも似たようなものがあって良かったと、一粒を頬張りながら思う。
精霊に認められたとはっきり認識している訳ではないが、彼らに対する親しみの念は強く、アイリに対してと比べ妙に素直に従ってしまうのだった]