人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


貴族 クレメンス

― 集会から三日目/オプティモ・港町 ―

[ 館にじっとしている事の方が少ない領主は、確かに街の人々にも広く顔を知られていて、王府の軍が押し寄せて来た事の不安もあってか、忽ち人々に取り囲まれてしまう。
先に帰還を知らせていた守備兵(こちらは正規の兵達)が、彼等を押さえて道をあけようとしている、その最中、まるで擦り抜けるようにして傍らに現れ、微笑む影>>54 ]

おや、久しぶりだな、ユレ。

[ 反射的に主を護ろうと動いた私兵を片手を挙げる仕草一つで押さえ、笑みを浮かべる ]

お茶より酒、と言いたいところだが、先日温泉で酔っぱらって醜態を曝したばかりなのでな、それに、生憎と、今のこの街で、私が静かに過ごせる場所はなさそうだ。

見知らぬ軍に取り囲まれて、皆不安に駆られているようだからな。

[ 一目でそれと判る、王府の軍を「見知らぬ」もの扱いしてみせてから、同行している客人達の方を振り返る ]

(82) 2015/03/10(Tue) 22:55:00

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