― 回想:2年前 ―ごめん…僕は、もうここに来る事は出来ない。家を出るんだ。[ 再びの変化が二人の道を分けたのは2年前、彼は母の死に目にも会わせようとしなかった父に反発して、流浪の民や、博打打ちといった怪しげな民達の元へと出入りを重ね、遂に本気で父の怒りを買って勘当された ]君との約束も守れなくなった…ウェルシュ。でも、もしも、どこかで、君のお父さんの噂を聞いたら、なんとかして知らせるから。きっと、知らせるから。[新たに結ばれたその約束も、未だ果たされてはいない]