[こちらに転じた赤眼へ、]まず最初に、お訊ねしても構いませんか?[ひたりと宵藍の瞳をぶつけて、柔らかな唇を開く] …――――、何故。求めるのでしょう。私共は、私共の国の中で遣り繰りをしております。開国に意味を見出すことが出来ません。何の権利があって、開国をお求めになりますか。私共はそちらの属国ではありません。従う理由は、ございませんよね?