だが、俺が暗殺に失敗して追放されたと聞けば、恐らく、露見を恐れて、別の手を打ってくる筈だ。俺一人に責を被せてお前を懐柔する、か、今度こそ自分で片をつけようとするか...いずれにせよ、本国へ帰る前にと、慌てて動くのは間違いない。そうなれば...[ ひとつ、間をおいて、眼を細める。 ]戦死するのは、叔父上のほうにしてもらう。*