─ 魔導師の研究室 ─[>>79私の声でこちらを見た司書の表情は、やはり私が気付いた事は間違いではないと裏付けるもの。困ったような、微かな苦笑で紡がれたその言葉は、いささか突飛とも思えたけれど]…そうか。……私は、多分。後悔しないというのは、難しい。[>>80司書の言葉、思いを受けて返す答えは。きっと、覚えている限り─何時かは忘れてしまう事も含めて、後悔が残るから]