………ハ。 …もう、無理そうだね。[分からぬながら思考を巡らせようとするも、 その間も心臓は引き絞られるようだ。 呼吸が浅く速くなり、己の身体の限界くらいは分かる。] 今、アタシが出来るのは 疑わしきを弾くことだけ なんだが ……それも、 身体が追いつかん なんて [過去、数多の人間を殺してきた人狼――それを 今度こそ排する心算で文句も言わず召集されてやったが。 結局のところ、待っていたのは苦悶と絶望の上塗り。]